転職理由ランキング!40・50代の働き方改革

失敗して困ったとき

「自立で満点」セルフコーチングトレーナーの中澤(けんけん)です。
今回のブログは、転職したい40代・50代の方に向けて書いています。

「やってられないよ」
「こんな会社、やめてしまいたい」
仕事でイヤなことがあって、転職したいと思ったことは誰にでもあるでしょう。
転職の理由。
例えば、不本意な人事異動、未経験の仕事への配転、あるいは、リストラ予備軍。
ところが、転職をするとなると、どんな仕事を探したらよいかわからないことも。
今までつちかった技術力や専門知識などのキャリアを生かせたらとか、転職サービスを通じて転職希望者に対するキャリアアドバイスを受けたりなどと、迷われることも多いでしょうね。
そんなときに役立つのが、転職理由によるランキング調査です。

「転職なら、求人情報・転職サイトDODA」の「転職理由ランキング」

2016年4月~9月に転職活動を行った約3万人の転職理由ランキングトップ3は、
2012年上半期(2012年4〜9月)から8回連続で
「ほかにやりたい仕事がある」(13.0%)がランキング1位となりました。
次いでランキング2位が「会社の将来性が不安」(9.3%)、
ランキング3位が「給与に不満がある」(7.7%)という結果でした。

それでは、転職理由の背景と、それに基づいてどのような選択をしたらよいかを考えていきましょう。

1.視点1:会社を辞めたい理由を問い直す
2.視点2:雇われる自分を、外の視点で見つめ直す
3.視点3:悔いのない人生をすごすために

特に、40代・50代にとっては大きな転機になるかもしれません。
この3つの視点によって、ホントに悔いのない選択をしていきましょう。

1.視点1:会社を辞めたい理由を問い直す: 時代背景、競争社会、承認

転職理由ランキング第1位「ほかにやりたい仕事がある」の背景にあるもの。
それは、雇用環境が改善して、求人数が増加し、「もっとよい仕事を選びたい」という思いが増えているということもあるようです。
「もっとよい仕事」とは、自分の専門知識や技術力などの様々な知識・キャリアを磨き上げて、自分を成長させてくれる転職先を見つけたいという思いなのかもしれません。

しかし、その一方で、「今の仕事が不満である」
「もう少しやりがいのある仕事を探してみたい」と思って、
仕事を探し始める人も増えているのでしょう。
「自分に合う仕事がよくわからない。」
「よくわからない」から、転職サービスを通じてそれを知りたいという気持ちもあるかもしれませんね。

実際に、転職サービスサイトでは、コミュニケーション力や性格診断などの「転職診断」によって、転職希望者の技術力や知識を調べるツールがたくさんあります。
ですから、「自分に合う仕事」を明確に持っている人は、案外少ないという事実が浮かび上がります。

やりたい仕事を探す!

では、「自分に合う仕事」は、何なのか?
会社を辞めたいと思う機会に、そのことを真剣に考えることが、実は最も大切だといえるでしょう。
なぜなら、今いる会社だって入社するときには、最もよい選択として自ら選んだのでしょうから。

もし、また深く考えないで転職してしまったら、同じことの繰り返しをすることになるかもしれませんね。
まして、転職すればするほど、採用条件が悪くなる傾向があるのですから。
このさい、「自分に合う仕事」を深く考えてみましょう。

次に、転職理由ランキング第2位「会社の将来性が不安」の背景について考察しましょう。
1990年代のバブル経済崩壊以来、日本経済は縮小の道をたどってきています。
しかも、少子高齢化による人口の減少とともに、経済のパイは縮小傾向。
当然ですね。
人数が減れば、食べる量も必要なものも減って当たり前。
そのような限られた市場をねらって、同業他社同士の競争が激化しています。

さらには、同業を超え、インターネットの普及により、楽天やアマゾンなのどネット通販が成長しています。
もちろん、世界レベルでみても、競争は激しくなっています。
そんななかで、シャープやサンヨーなどの例のように、家電業界の大企業といえども倒産する時代です。

このようか熾烈な環境のなかで、各企業は生き残りのために、合併・吸収・身売り、あるいは従業員のリストラを断行することも、当たり前になってしまいました。
しかも、希望退職制度、役職定年制など、40代・50代をターゲットにした制度は、企業全体の約半数において施行されています。
厚生労働省の「平成27年度雇用動向調査の概況」を見ると・・・。

 転職理由40代 50代
1位職場の人間関係が悪い  11.6%14.6%
2位会社都合6.9%12.6%
3位契約期間・定年の満了7.8%9.7%

このデータからわかることは、「会社都合・契約期間」などの理由により転職した人は、40代では計14.7%、50代では22.3%にものぼっているということです。
転職の理由が本人の意志であるよりも、5人から6人にひとりは、会社都合・契約上の理由で転職しているということです。

このような環境の中では、変化に対応できる会社だけが生き残るのでしょう。
時代が大きく変化しているなかでは、安定よりも、時代の変化の波にのる方が安全だからです。
会社は航海する船のようなもの。
船が泥船だったら、すぐに沈んでしまいます。
しかも、船の舵取りを自分でできないということが、もっと危険だといえるのかもしれません。
ですから、自ら舵取りをするつもりで、次の選択を考えましょう。
そして、その環境の変化に敏感に反応するから、
「会社の将来性が不安」が転職理由ランキングの第2位だということも、うなずけますよね。

最後に、転職理由ランキング第3位「給与に不満がある」
給与は少ないより、多い方が良いに決まっていますよね。
同じ働くならいっぱい給与をもらって、安定した生活をおくりたいのは当然のこと。
しかし、現在社会問題にもなっている経済格差。
1990年代のバブル経済崩壊以降、就職氷河期とも呼ばれ、多数の失業者が生まれた背景を打開するために
小泉政権のもとで、非正規雇用制度を制定したことも、その要因のひとつでしょう。
2007年には、「ハケンの品格」というテレビドラマも話題になりました。
実際に、年収が150万円程度では、一人で生活することも大変でしょう。

では、給与の額は何によって決まるのでしょうか。
給与が高い会社とはどんな会社なのでしょうか。
例えば、転職する際のの初任給が高い会社に見られる傾向。
初任給が高い会社ほど離職率が高いという傾向があります。
離職率が高いということは、仕事そのものがキツかったり、労働条件が劣悪だったり。
逆に、働きやすい職場の場合なら、初任給を高くする必要がありませんよね。
ですから、給与が高いという意味をよく考える必要があります。

まとめると、転職理由ランキングからわかることは以下のとおりでしょう。
転職するにしても「自分に合う仕事」をわかっている人は意外に少なく、「とにかく今の仕事がイヤだという」現実からの逃避の傾向があること。
環境の変化が激しい中で、自分の会社が大丈夫かという不安や、リストラなどの会社都合で転職せざるをえないという事情。
そして、給与に対する不満。

いずれにしても、上位にランキングされた転職理由の背景にあるものは、変化の激しい環境のなかで、
生活に不安を抱え、仕事に対するやりがいが見いだせないということなのでしょう。
生きがいさがし自立!

2.視点2:雇われる自分を、外の視点で見つめ直す

今まで転職したい理由について考えてきました。
結局、会社という組織の枠にとらわれていると、自分の可能性が有限であるということに気づきます。

それでは、転職理由ランキングから読み取れる転職希望者のホントの願いとはどんなことなのでしょうか?
先ほどのまとめのように、「生活に不安を抱えている」を裏返せば、安心できる収入が欲しいということ。
そして、「仕事に対するやりがいが見いだせない」に対しては、自分に合うやりがいのある仕事を見つけたいということ。
つまり、やりがいのある仕事、好きなこと、楽しいことををやって、収入も十分に得られるという願いなのでしょう。

しかし、現在のような社会の仕組のなかで、そんな夢のようなことが可能なのでしょうか?
そんなことを考えるだけで行き詰まっていまうのでは?

ところが、そのように考える背景にあるもの。
それは、私たち日本社会で育ってきた生活環境にその原因があるようです。
具体的には、私たちは幼い頃から、両親や学校の先生などから「いい大学に入れば」「いい会社に就職できれば」と言われて育ってきました。
確かに、1990年代にバブル経済が崩壊するまでは、「終身雇用制度」という日本独特の文化がありました。
ですから、「いい会社に就職できれば、一生安泰」というものの見方は一面正しかったのでしょう。

しかし、バブル経済の崩壊以降、日本経済は縮小の時代を迎え、それ以来現在まで、リストラという名のもとに従業員の解雇が当たり前のようにされてきました。
リストラは、大企業といえども例外ではありません。
むしろ、世界的な大企業までに成長した企業ほど、経営不振に陥っている時代です。
シャープ、サンヨー、東芝・・・と例を上げるまでもありません。

ですから、「いい会社に入れば」と思って就職したけれど、その会社に幻滅したら、「他にいい会社はないかな?」と転職を考えるのは当然のことでしょう。
逆に言えば、転職しか選択肢がないという考え方の限界が、そこにはあるということになります。
私たちのその思考の限界を突破するには、「会社を選ぶ」という枠から一歩出てみるしかないようですね。

では、会社という枠から一歩出てみるにはどうしたらよいでしょうか。

その前に、そうするためのポイントは、今の会社を安易にやめないことです。
会社を辞めてしまうと収入源がなくなります。
収入が途絶えると不安におそわれて、落ち着いて考えることもできなくなってしまいます。
ところが、「やめたい」という感情に押し流されてしまって、衝動的に退職する人もなかにはいらっしゃいます。
ですが、その場合には、たいていアルバイト生活が待っています。
ですから、苦しくても辛くても、今の会社を辞めることには慎重になりましょう。

では、会社の外に出てみるにはどうしたらよいか。
長年、自分の会社にいるとそれが当り前になってしまいます。
会社の取引先の方々は外部の人間ですが、自分の会社の中からその人たちを見ているので、外を見ているつもりでも、それを理解することはなかなかできないものです。

会社の外にでて「会社を辞めたいと思っている理由」を自ら問い直してみる。
会社以外の人たちも「辞めたい理由」を抱いているのか聞いてみる。
その人たちが「今の仕事をやっている理由」を質問してみる。
このように会社外の人からの視点で、もう一度「転職理由ランキング」を振り返ってみましょう。
ランキング第1位の「ほかにやりたい仕事がある」という「ほかの仕事」をやっている人たちに出会うでしょう。
「ほかの仕事」を実際にやっている人たちが、それをどのように受け止めているのか学んでみましょう。
すると、転職活動をするよりも、実際の生の声を聞くことができ、将来の自分を想定できるでしょう。

では、会社外に出るにはどうしたらよいでしょうか?
会社外に出て、外から自分を見つめるには、会社外のコミュニティに参加することをおすすめします。
例えば、ボランティア団体、セミナー、起業塾、異業種交流会・・・。
そのような場所には、さまざまな技術力、専門知識、キャリア、知識を持っている人たちがいます。
中には、転職サービスを受けている転職希望者もいたり。

そして、大切なことは、その人たちと日常的に関わるなかで、そこに居場所を作ることです。
会社内では得られない人間関係を知ることが出来るようになります。
すると、そのコミュニティから見た会社にいる自分を客観的にみることができるようになるでしょう。

会社にいる自分を一歩離れてみることができると、不思議なことに違う生き方、今まで気づかなかった世界に触れることができます。
そうすることで、これからの自分をもう一度見つめ直す機会になることでしょう。
生きがいさがし自立!

3.視点3:悔いのない人生をすごすために

アップルの共同創始者、スティーブジョブズの名言。
「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定を私は本当にやりたいだろうか?」

やりがいのある仕事

もし、今日が人生最後の日だとしたら・・・?
あなたは、今日何をしますか?
愛する家族と過ごしますか?
友人と過ごしますか?
やりたいことは何ですか?
それでも、毎日いく会社での仕事ですか?

この問いかけは、私たち自身が、何を大切にしているかという自分の価値に対する問いかけとなるでしょう。
この質問に対して、じっとこころの内側から沸き起こるものを待ってみましょう。
すると、自分自身が大切にすることがフッと沸き起こる瞬間があるかもしれません。
それが、悔いのない人生を生きるためのヒントを与えてくれることでしょう。

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