仕事の人間関係相談ホットラインの【中澤健次(なかざわけんじ)】です。
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今回のブログは、趣味を持ちたいけれど見つからないとお悩みの40代・50代の方に向けて書いています。
あなたはどんな趣味をお持ちですか?
40代・50代であれば、何かしらの趣味をもっているかもしれませんね。
料理、読書、写真、ペット、音楽、ゲーム、サーフィン、スキー、スイミング・・・。
アウトドア、インドアのどちらでしょうか?
いずれにしても、趣味に没頭して充実感を得ることは、人生の味わいになるでしょう。
ですから、趣味がない人はつまらないのかもしれません。
ところで「趣味」とはなんでしょうか?
「自由時間(生理的必要時間と労働時間を除いた時間、余暇)に、好んで習慣的に繰り返しおこなう行為、事柄やその対象のこと」(出典:ウィキペディア)
趣味とは、仕事などの時間を除いた自由時間に没頭する事柄。
趣味には、ある意味で仕事と対立する意味合いがあるように思えます。
でも、もし、料理が好きで好きで、料理の専門家として生活の糧を得るのであれば、もう趣味ではない。
写真、音楽、サーフィンなども、それを通じて収入を得ることが出来るようになれば、それは趣味ではなくて、仕事になるということでしょう。
しかし、そのときに「趣味のない人=つまらない」と言えるでしょうか?
趣味がないけれど、趣味を専門家としてなしとげてしまった達人とさえ言えるでしょう。
ということは、趣味と仕事の境目はなかなか区別できないもののようですね。
今回の記事では、趣味を持ちたいけれど見つからない、趣味の奥底にある生きがいについて考えていきたいと思います。
目次
1.趣味を持ちたいと思うときの自分とは?
「趣味がない人はつまらない」という。
趣味や仕事などの対象はともかくとして、「つまらない」とはどういうことでしょうか?
私たちは、当り前のように「つまらない」という言葉を使っています。
しかし、「つまらない」という状況とはどんなものか?
「 おもしろくない。とりあげる価値がない。意味がない。それだけのかいがない。」(出典:デジタル大辞泉)
では、「つまらない」というときの理由はどんなものでしょうか?
つぎの「 」の中に、思ったことを入れてみてください。
「 」だからつまらない。
例えば、
単調な生活。
現状に満足できない。
ネガティブなことばかり考えている
・・・。
こうやって探っていくと、つまらないという理由は、
「変化が乏しくて、自分の成長を実感できない」ということでしょう。
逆に言えば、「毎日が変化に富んで、自分が成長している実感」を望んでいるということです。
2.生涯を意識した趣味の位置づけとは?
「毎日が変化に富んで、自分が成長している実感」することができていれば素晴らしいですよね。
それを実感できるほどの趣味を持ちたいものです。
特に40代・50代となると人生後半の生きがいを継続して求めるでしょう。
しかし、会社を定年で迎えた人がおちいりやすいこと。
やっと自由な時間ができたので、趣味に時間を余すところなく使えると喜んでいた。
ところが、定年後1ヶ月もすると、趣味にうんざりしてしまうということがあります。
仕事をしている時には、限られた時間で趣味をやっていたのに。
仕事をしていた時の趣味と、定年後の趣味とは何がどう違うのでしょうか?
仕事をしている時には限られた時間のなかで趣味を楽しむことができました。
しかし、無限に時間があると思うと、趣味に集中できないのかもしれませんね。
しかも、会社に勤めていたときに無意識に得ていたもの。
集団に所属しているという安心感。
人から喜ばれる、認めてもらえる、社会に貢献しているという満足感。
そのような欲求が、定年後なくなってしまったことに愕然としてしまうのかもしれません。
それは当然のことでしょう。
定年後には、家にこもりっきりになったり、妻や夫とふたりっきりになったりすることが多いですから。
ときには、配偶者から煙たがられるかもしれません。
ということは、生涯を意識して趣味を継続することが大切なようですね。
場合によっては、趣味を実益に変えるということも良いかもしれません。
趣味や自分の好きなことを通じて、社会とつながり続けることが大事です。
しかも、それが、人から喜ばれる、認めてもらえる、社会に貢献しているという満足感が得られることが大切です。
ですから、趣味を実益に変えるをしておきましょう。
3.趣味を実益に変える3つのこととは?
では、「趣味を実益、仕事に変える」には、どんな準備をしたらよいでしょうか?
(1)40代・50代のうちに準備して実践してみる
男も女も人生80年以上。
40代・50代という年齢は、全人生の半分か後半に入ったくらいの時期。
これからの人生をより輝かしいものにするためにも、後半の生き方を準備することは大切です。
今までの人生で乗り越えてきたこと、夢中になったこと、ワクワクすること。
そのような自分の経験と特性、能力を使って何ができるかを問い直してみることが大事。
例えば、趣味の喜びを人に教える、読書を通じて体得したことでセミナーを開く、
あるいは、会員制のスポーツサークルを主催する・・・など。
そうして、それを商品として売ってみる。
そのためにブログやSNSなどで発信してみる。
会社員であれば、定年まで時間があります。
そうして、自分の力で稼ぐ力を身につけていく。
人からも喜ばれる。
40代・50代には、その後を見据えて、自立する力を磨いていきましょう。
(2)夢中になることを発見する
そうはいっても、そんな趣味、好きなこと、ワクワクすることが見つからないことも多いでしょう。
そんなときには、自分に質問をしてみましょう。
質問:「今までの人生で、もっとも時間やお金を使ってきたことはなんだろうか?」と。
それは、取るに足らないという気持ちになることかもしれません。
例えば、読書、お酒、スポーツ、遊び、買い物、料理・・・。
でも、それだけ時間を使ってきたのであれば、自分だけにしかわからないことがたくさんあるはずです。
それが、寝食を忘れて没頭できるもの、時間を忘れて語り続けられるものであれば、商品としての価値をうみます。
(3)好きなこと、得意なこと、需要があることを組み合わせる
趣味を商品として提供したいと考えるとき。
大切なことは、その商品が、市場価値があるかどうかということです。
いくら、自分の好きなこと、得意なことであっても、その商品を欲しい人がいなければ、事業としては成り立ちません。
一番よいのは「好きなこと+需要があること」の組み合わせです。
好きなことであれば、自分自身もその事業をやり続けることができるし、それを必要とする人が喜んでくれれば、こんな喜びはないでしょう。
次に良いのは、「得意なこと+需要があること」でも良いかもしれませんね。
ただし、そのときの注意点は、会社で学んだ専門分野が自分の「得意なこと」である場合、
楽しくないというジレンマに陥る可能性があります。
その仕事をやるのがイヤだから自分で仕事を立ち上げたいと思ったのに、やっていることが会社の仕事と同じであったら、長続きしないでしょう。
そして、決して選んではいけないのは「好きなこと+得意なこと」だけれど、需要がない場合です。
これはいくら商品として提供したくても、事業としては成り立ちません。
結局、最も大切なことは、その商品の需要があるかどうかを判断することです。
その際、需要があるかどうかは、趣味についてインターネットで検索してみることです。
自分が考えているような商品が、検索上位に出てくればしめたもの。
需要があるということですから、その商品にあとは自分のオリジナリティを付け加えれば、立派な商品となるでしょう。