●質問
理屈っぽい人が職場にいて、仕事がしづらいです。
理屈ばかり言って、本人がやるべきことをやってくれません。
特に、会議や打ち合わせの時に、みんなが困ってしまいます。
「こんなことやって意味あるの?」とか
「このやり方はおかしい」とか
理路整然として伝えるので、反論することが難しかったりします。
そういう相手にどういう対応をしたらよいでしょうか?
●回答
理屈っぽい人は、思考の回転がとても速く、感情に流されません。
感情に流されないので、「冷たい人」「よそよそしい人」と見られやすいという特徴があります。
感情を表に出さないのは、自分が何者であるか?を知られたくないからです。
知られたくないのは、自分をさらけ出してしまったら、「相手からバカにされるのではないか?」という不安や怖れがあるということです。
自信の無さを、理論・理屈でカバーしようとしています。
その奥にある心理構造には、他者から自分を守りたいという「安全欲求」と
人から干渉されたくないという「逃避行動」があります。
しかも、理路整然と主張することで、他者から「認めてほしい」という願いを持っています。
ですから、理屈っぽい人に対処する方法は3つ。
一通り聞いてあげる、
聞き流す
距離を置く
その結果、誰からも相手にされなくなるので、孤立していきます。
理屈っぽさに、本人が幻滅する以外に、本人が変わることはないでしょう。