●質問
「会社を辞めたいのですが・・・。でも、むやみにやめるのも心配です。」
●回答
「会社を辞めたい」と思っている人は多いのではないでしょうか?
実際にわたしのホームページに訪れる多くの方が
「会社を辞めたい辞められない」という記事を読まれています。
1.「会社を辞めたい」と思ったときの注意点
「会社をやめたい」と衝動的に思ったときには要注意!
自分を客観的に観ることができなくなっているからです。
感情が高ぶると、たいていは判断をあやまります。
例えば、職場で上司との間に険悪な関係になったとき。
あるいは、同僚から誹謗中傷されたとき。
あなたは、悔しさや怒りで興奮しています。
興奮しているときには、その感情に支配されてしまって
現実を観ることができなくなります。
「くやしいー」って感じると、どうなりますか?
たいていは、「あいつは、ひどい奴だ」となる。
「ひどい奴だ」と思った途端、その思い込みは暴走します。
「あいつは、私を嫌いなんだ」
「あいつは、自分のことしか考えていない」
「あいつは、・・・」
確かに相手はあなたを苦しめるきっかけを作りました。
でも、人の思考は、暴走しはじめます。
相手が「1」と言ったことを、暴走が「10」に変えてしまう。
「10-1=9」は、暴走して作ったあなたの思い込みかも?
相手は、極悪人にとなる。
相手が極悪人となると、もうあなたは、会社にはいられません。
「もう、会社、辞めるしかない」って。
でも考えてみてください。
思考が暴走しているとしたら?
実際のあなたは
「でも、むやみにやめるのも心配です。」と迷っているのですから。
冷静さが必要です!
あなたが作った思考の暴走で、簡単に会社を辞めてしまうのですか?
2.会社から離れてみる経験
感情にもてあそばれている、と自覚できたあなた!
感情的になるときには、
あなたの視野が狭くなっています。
あなたの所属する会社の世界だけ。
客観的にものを観ることができません。
ですから、会社から一歩離れて見ましょう!
⑴辞表を書いてみる
「いつでも辞めてやる」という意識は、
不思議なことに、あなたを冷静にしてくれます。
出さない”辞表”を作ってみましょう!
いつでもやめるのなら、
「この会社はこんなもんだ」とわかると同時に、
他人事のように、あなたの会社を評価できるようになります。
意外にも
「なんだ、給料がいいじゃん!」
「福利厚生がこんなにいい会社なんてないよ!」
人は、現状に対して「悪い方、悪い方」にばかり目が行きがち。
会社もそう。
そういう自分の思考のクセを知る上でも、いい経験になるでしょう!
⑵副業をやってみる
政府が推し進める「副業」推進の政策は、よくご存じのことでしょう。
政府が副業を推進するのは、では今までの終身雇用制度を前提とした雇用環境は守れないから。
誤解を恐れずに言えば、政府は「自分の身は自分でなんとかしてよ」というメッセージ。
でも、それを逆手にとりましょう!
副業を通じて、あなたがほんとうに「やりたいこと」「ワクワクすること」をやる。
それを通じて、収入を得ることができたらすばらしいと思いませんか?
でも、「わたしにはできないよ。得意なことなんてないし・・」
そんな反論は当たり前です”!
なにか勘違いしていませんか?
一人ひとりの経験はみんな違うのです!
違うということは、似たような悩みや苦しみを抱いている人に
貢献できるでしょ?!
そのあなただけの体験が、人の役に立つのです!