職場の人間関係を改善するための2つの方法

浜辺ではしゃぐ人たち

仕事の人間関係相談ホットラインの【中澤健次(なかざわけんじ)】です。

今の仕事・働き方に不満・不安を持ち、人間関係をどうしたら良いか分からないあなたが、職場の悩みを解消して、本当にやりたいことを発見し、
それができるようになる方法をお伝えするワークショップを提供しています。

あなたは職場で、疲れたとかんじたことはありませんか?

職場の人間関係に疲れることは、誰にでもあることです。

疲れてどうしようもなくなった時、転職を考えることもあるでしょう。

転職を考える一番の動機は、職場の人間関係です。

今回のブログでは、2019年10月に発覚した神戸市立東須磨小学校での先生のいじめを題材に、職場の人間関係の改善について考えていきたいと思います。

この事件、あまりにもショッキングに感じませんでしたか?

職場の人間関係のもつれが行きつくところまで行ってしまった、という感じですね♪

この事件を探ることで、職場の人間関係で疲れる成り立ちを知り、人間関係の改善方法を考えていきましょう。

1.神戸東須磨小学校の先生いじめ事件

神戸市立東須磨小学校
(朝日新聞2019.10.5版より掲載)

神戸市立東須磨小学校の事件ではその職場で、教諭4人が男性教員(25・療養中)に激辛カレーを食べさせたり、暴行を加えていたりした問題がマスコミなどで話題となりました。

この問題は神戸市議会の議題にまで発展し、加害教師4人に対し、市が給与の支払い停止を可能にする条例が可決されています。
謹慎中の4人の加害教員が制度上『有給休暇』になっていることは市民の理解が得られない」 という市長の意見が通ったからです。

同時にテレビなどのマスコミやインターネットにおいても、いじめた教師たちの人間性を問題視し、永遠に教職からの追放を求める意見が声高に述べられていました。

たしかに、加害教師たちの行いは、人間性を疑わざるを得ない行為かもしれません。
特にマスコミは、その暴挙を取り上げては、批判し続けたのもしかたがないのでしょう。

ただ、この事件の報道を見聞きするたびに、私は疲れてしまいました。

あなたは疲れませんでしたか?

この疲れは一体どこから来るのでしょうか?

2.人間関係の問題を「他人事」で解決できない!

テーブル上で手を合せる
学校でのいじめや、職場でのパワハラやセクハラという問題は、この事件に限らず、マスコミやSNSなどで、連日のように取り上げられています。

私の運営する“仕事の人間関係相談ホットライン”に訪れる相談者様からも、人間関係に悩むご相談をいただいております。

いずれの人も、職場の人間関係に疲れ、その疲れから逃れたいがために、転職を考える人も数多くいらっしゃいます。

これらの人間関係の疲れは、たぶん、多くの職場や学校なのに蔓延しているのではないか、と想像してしまうくらいです。

しかし、神戸市議会にしても、マスコミにしても、その姿勢で気になることは、教師たちを「異常な人」たちととらえていることです。

まるで、他人事のように教師たちを批判している市議会やマスコミ。
自分たちは、そんな卑劣なことはしない、という前提で誰もが意見しています。

そこには、自分たちは正義で、批判される人たちは悪である、という構図が底に見え隠れしています。

これで人間関係の問題が解決するのでしょうか?

3.「異常な人たち」を排除する社会こそが問題の根幹だ。

ビルが立ち並ぶ夜景!

⑴いじめた4教師と、マスコミやネット社会に見える排除の構図

いじめた加害教員も、マスコミやネット社会も神戸市議会も、「正義」という名のもとに、「異質な人」を排除する構図は同じです。

神戸東須磨小学校の4人の加害教員が、職場で被害教員をいじめたように、マスコミやインターネットの世界は、いじめた4教員を排除しようとしている。

これは、同じいじめではないでしょうか?

いじめというと、以前から学校での生徒どうしのことが問題にされてきました。

でも、学校という職場でも、会社や多くの職場でも同様のいじめが起こっています。

いじめ、といのでなければ、パワハラ、モラハラ、セクハラ・・・

このように「異質な人」を排除するという社会の無意識こそが、問題だと思えるのです。

しかも、それに誰も気づいていない。

こうして多くの職場で、私たちは疲れ切っています。

疲れ切っているけれど、どうしてなのかわからない。

⑵なぜ、いじめが起こるのでしょうか?

現代社会における人間関係の問題は、承認欲求の欠乏に根幹があると思われます。

学校においても、会社などの職場においても、「私を認めてほしい、受け入れてほしい」と願っている人がほどんどです。

願っても、満たされないから、職場で疲れがたまります。

疲れがたまっても、その原因がわからず、ますます欲求不満になって、疲れが増幅します。

疲れが増すと、イライラして感情的になる。

衝動的に人に当たる!

逆に、「認めてあげたい、受け入れてあげたい」と行動する人は、職場にはほとんどいません。

「認めてあげたい、受け入れてあげたい」と行動する人は、まわりを巻き込んで、人望も厚くなり、みんなから慕われて、その職場全体が良くなるようにマネジメントします。

ところが、そんなマネージャーがほとんどいない。
いるどころか、ポジションパワーを使って相手に迫り、「結果を出せ」と追いつめる人が多い。
これがパワハラです。

これはする方も疲れるし、された方は疲れるどころではありません。精神的に追い詰められてしまいます。

⑶「排除」はエスカレートする!

そういう職場では起きるのは、上司によるパワハラだけではありません。
職場の人間同士のいじめです。

「私を認めてほしい、受け入れてほしい」人同士はグループをつくります。
グループ内では、お互いに仲間意識が生まれます。
同時に、職場でグループに入らない人を「異質な人」として排除します。

特に、控えめな人やおとなしい人は排除の対象になりやすい。
仲間に入らないので「異質な人」と見られるからです。

この結果がいじめとなります。

グループ内では仲間意識を強めるために、排除の仕方もエスカレートして行きます。
このようにして、いじめていたグループが暴走する。

神戸市立東須磨小学校における先生のいじめは、その典型となってしまいました。

これが、現代社会のいじめの根幹であると思われます。

問題は、人間性の善悪の問題ではなく、誰もが満たそうとして満たされない承認欲求の欠乏です。

4.人間関係の問題の本質と対応

職場で机を囲む女達

⑴人は承認されたい存在

このような疲れてしまう職場とは正反対なこと。

人間関係で「ああ、いいなぁ」と感じた経験は誰にでもあると思います。
「うれしい、やったぁ」と思ったときに「よくやったね!」という応援の言葉。
「つらくてどうしたらいいの?」と相談したときに「そうかぁ、そんなつらい思いをしていたんだぁ」と応えてくれる相手。

人間関係のベースは、「あなたを、あなたそのままのあなたを、それだけでじゅうぶんだよ」という関係が大事♪

赤ちゃんのころのママやパパとの関係はその典型ですね。
評価なしの温かい関係。

もちろん、そうでない家庭もあるでしょう。

人間関係の根幹は、信頼関係です。
信頼関係がないとき、あなたは相手を信頼することができますか?

信頼できずに疲れ果ててしまうでしょう。

目の前にいる人が、あなたを信じられないと思っていたら、あなたは、それを直感で感じるはずです。

そういう人をあなたは敬遠するでしょう。

人間関係の根幹は、もし信じれられないと感じたとしても、「この人なら」というベースがあってこそ成り立つものです。

この人間関係の土台を気づけるかどうかが、あなたの人間関係のベースを作り、人生の豊かさを作る土台となります。

人は、誰からも承認されたい存在なのです。
承認し、承認される関係こそが、人生の軸となります。
これを理解することが、人間関係を改善するためのベースです。

⑵承認欲求が満たされない根本の理由

いじめの原因が、承認欲求の欠乏からきているのなら、承認欲求を満たせるようにすればいい。
世間では、叱るよりほめる方が人は伸びる、と言われます。

企業では、職場に「褒め合いゲーム」を導入しているところさえあります。
朝礼で褒め合ったり、ビジネスゲームを導入したり、「感謝カード」をつくったり。。。

「褒めゲーム」は、実際やってみると案外難しいものです。
日頃褒められた経験の少ない人同士が、褒めあうのですから、ちょっと照れくさいような。。。

ただ、実際運用をしてみると、形骸化する場合が多いのも事実です。
「心から褒める」など、人の琴線に触れる言葉を表すことは意外に難しいものです。

また、褒められた方も素直に受け取れない、という問題があります。

あなたも、こんな経験はありませんか?

褒められたけれど、素直に受け止められない、ということ。

「認めてほしい、受け入れてほしい」という承認欲求が満たされないのはなぜでしょうか?

それは、 職場で認めてもらいたいと思う以前に、自分で自分を認めてあげることができないからです。

人がいくら褒めてくれても、自分で自分を褒めることができない。

これが、承認欲求欠乏の根幹です。

言い換えれば、自己肯定感が低いということです。

5.自己肯定感を高めよう!

花に囲まれて笑う女性
自己肯定感が低い理由には、他者と“比べる”という思考のクセが背景にあります。

職場の人間どうしで比べてばかりで疲れたことはありませんか?

他者と比べている限り、人間関係で満足することはありえません。
「あの人の方が、私より・・・」とばかり考えていたら、心休まるときはないですから。

では、どうやって自己肯定感を高めたらよいでしょうか?

⑴「人と比べる」のではなくて、過去の自分と比べる。

昨日はここまでできた。
今日はこれにチャレンジしてみようかな?

例えば、一つの仕事に30分かかっていたのなら、今日は「25分」でやりきるという目標を決める。
決めて達成すると、うれしいものです♪

このように「昨日より今日、今日より明日」という課題を、自分で決めて取り組む。
決して他人とは比較しない。

人と比べなければ、疲れません!

もちろん、日々のあなたの成長が前提ですが・・・

これが自己肯定感を上げるひとつの秘訣です!

⑵ポジティブノートを書く

就寝前に、「今日、よかったこと。うれしかったこと、楽しかったこと、感謝出来ること」をノートに3つ書きましょう。

大抵の人は、寝る前にも
「今日は、職場でこんな嫌なことがあった、悔しい」とか
「明日のことが心配で眠れない」という状態になっています。

そうやって眠るから、朝起きたときにも、「会社に行きたくない」となります。

「今日、よかったこと。うれしかったこと、楽しかったこと、感謝出来ること」は、
何でも構いません。
・今日も食事をきちんととれた
・朝起きて会社に出かけることができたわたしは、すごい
・健康で過ごせた一日に感謝
・人に喜ばれてうれしかった
・・・
こんなことを毎日3つ書き続けると、疲れが吹っ飛んで、ポジティブに変わりますよ♪

6.まとめ

⑴人間関係がギクシャクする原因は、承認欲求を誰もが持ちながら、「認めてほしい」ひとばかりで、「認めてあげたい」と思う人がいないからです。

⑵人を認めることができないのは、自分を認めることができないから。
自己肯定感が低いということです。

⑶自己肯定感を高めるには、過去の自分と今の自分を比べて成長している自分を確認する。
ポジティブノートを書く。

体感ワークショップバナー