●質問
緊急事態宣言が解除されて、リモートワークが終わり、会社に出勤することになりました。
満員電車に乗るのも怖いし、会社の上司や同僚に会うのもつらいです。
「出勤再開うつ」でしょうか?
どうすればいいのか教えてください。
●回答
「出勤再開うつ」というハッシュタグがはやっているようですね。
多くの人が、会社に出勤することに抵抗を感じているのでしょう。
自分だけがつらいのではなくて、ほとんどの人が同じ悩みを抱えているとわかるだけで少し気持ちが楽になります。
目次
1.出勤再開うつになる背景
以前を振り返ってみましょう。
月曜日の朝になると、「会社に行くのがつらい」と感じることが多かったのではないでしょうか?
会社に行くのがつらいのは、職場の人間関係がギクシャクしているからです。
一方的に指示を押し付ける上司、思い込みが強くて主張するばかりの同僚。。。
そこに、在宅ワークが始まったのですから、
わずらわしい人間関係から距離をおくことができたのは、幸運だったのかもしれないですね。
職場での人間関係についてもお互いに距離を取ることが必要となります。
ただでさえわずらわしい人間関係にくわえて、「だれかにうつされるかも?」という不安も重なりますから、
人間関係の悩みはいっそうつらいものになるかもしれません。
さらに、緊急事態宣言による営業自粛によって、多くの会社が打撃を受けているので、
会社の経営を安定させるためにも、今まで以上に結果責任が求められることにもなるでしょう。
ますます、会社員は追い詰められることになりそうです。
このような環境のなかでは「出勤再開うつ」にならない方が不思議なくらいです。
対処法としては、
2.高圧的な人の対処法
⑴とにかく受け流すことを第一に考える
「高圧的な人」は、
「強くなりたい(本当は自信がないのですが)」「注目されたい」「私を見てよ」という願望をもって、無意識に行動をしています。
注目してくれない相手に突っかかってきます。
そんなときには、真剣に受け答えをせず、適度に話を流す程度がよいでしょう。
たぶん、「高圧的な人」がもっとも嫌うのは「無視される」ということです。
「高圧的な人」を「無視する」ことは、相手の術中にハマるということ。
「あしらう程度」でいきましょう。
⑵褒めすぎず、相手が気にするようなことを言わないように、相手との距離感をつかむ
「褒めすぎる」と頭(ず)に乗ります。「注目される」ことを渇望していますから。
また、相手が気にすることを言わないように気をつけましょう。
⑶間違いに気づいても強く指摘しない、反論をしない
「相手が気にすることを言わない」ためには、相手の間違いをできる限り指摘しない。
指摘するときでも、「私が間違っていたらごめんなさい。私は○○と思うのですが」と相手を刺激しないことが大切です(社交辞令ぐらいのゆったりした気持ちで)。
⑷自分に被害があるならその旨をはっきりと伝える:アイ・メッセージ
どうしても我慢できないときの対処法。
「あなた(上司)は間違っている」という言い方はしないことです。
この文章の主語は「あなた(YOU)」で、これを「YOU(ユー)メッセージ」と言います。
この言い方は相手を傷つけやすいんです。
それに対して、「わたし(I)」を主語にする言い方を「I(アイ)メッセージ」といいます。
「私は、そういわれると悲しい(切ない)です」のように、ネオさんの「悲しい、切ない」感情を相手に伝えます。
そういわれると、どんなに攻撃的な人でも相手を攻撃することができなくなりますから。
注意するのは、「私は、そう言われると悔しい(イライラする、怒る)です」というように、怒りを表現することはやめましょう。
⑸できるだけ二人きりにならない
「注目されたい」と渇望する相手は、その気持ちをその場にいる人にぶつけてきます。
可能な限り、二人だけにはならないように。
でも、露骨に避けると、相手も気づくのでさりげなく。
⑹あえて相手を褒める/高く評価し直接伝える:舌ベロを出していればいい
これは、無理にやる必要はありません。
ただ、たまにやると効果が大きいです。
「褒めすぎ」は厳禁(前述)
相手が喜びそうなことを、そしてネオさんご自身が「相手に対して本当にそう思う」ことがあれば、褒めてみることも大事。
「攻撃的な人」はきっと、小躍りして喜ぶでしょう。
「舌ベロ」を出すくらいのつもりで、相手の行動を冷静に観察すれば面白いですよ。
動物を観察するような眼で(笑)
すると、相手にふりまわされず、心に余裕が持てます。
ここまでが主な対処法です。
すぐにできないかもしれませんが、できるところからやってみてください。